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トイプードルの狼爪とは?役割からケア方法まで徹底解説

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トイプードルの狼爪とは?役割からケア方法まで徹底解説

トイプードルを飼っている方やこれから迎え入れようとしている方の中には、「狼爪(ろうそう)」について気になっている方も多いのではないでしょうか?

狼爪は、犬の体に見られる特徴の一つで、特にトイプードルの場合、「どういう役割があるの?」「狼爪があるけがあるけど切除が必要なの?」といった疑問を抱える方も少なくありません。

この記事では、トイプードルの狼爪についての基礎知識をはじめ、役割やお手入れの方法、場合によっては切除が必要になるケースまで徹底的に解説します。

愛犬の健康と快適な生活を守るためにも、ぜひ最後までご覧ください!

この記事で分かること

  • トイプードルの狼爪の役割と基本的な特徴
  • 狼爪のケア方法と必要な道具
  • 狼爪の遺伝や切除が必要な場合の判断基準
  • 狼爪に関する注意点と事故を防ぐための対策

トイプードルの狼爪とは?役割とケアの基礎知識

トイプードルの狼爪とは?役割とケアの基礎知識
画像はイメージです

ここではまず、『狼爪』とは何なのかについて紹介していきたいと思います。

狼爪とは、犬の前足後ろ足に備わっている、人間でいう親指に該当する爪の事を指します。

その名の通り、犬になる前の狼だった頃から受け継がれていた特徴で、今なお犬が狼から分かれた動物であることの証でもあります。

ただし、犬種にもよるものの、既にそこまで必要としなくなっている場合も多いです。

そのため、生まれてすぐの時点で切除されていたり、生まれつきついていない個体もいます。

トイプードルに限らずどの犬種でも前足には必ずついていて後ろ足は犬種や個体によってまちまち、といった感じになっているようですね。

後ろ足の狼爪は、犬種によっては二本ついている事があり、この場合足の指は狼爪を合わせて六本生えている事になります

  • 狼爪はなんのためにあるのか?
  • 狼爪に欠点はあるのか?
  • 狼爪は別名何という?
  • 狼爪はいつ切ればいい?
  • 犬が狼爪を痛がるのはなぜ?

狼爪はなんのためにあるのか?

ではその狼爪はどのような役に立つのかというと、まず前足は顔を掻いたり餌や玩具などを固定するのに使う事が多いです。

そして足についているものに関しては、足場の不安定な山岳地帯などで、バランスを維持したり体重を支えたりする為に使う事があるようです。

このため、山岳地帯などで牧畜犬として活用されているグレートピレニーズなどの犬種は、この狼爪をうまく使いこなしているのだとか。

狼爪に欠点はあるのか?

狼爪そのものは、実は犬にとって本来は害になるものではなく、先の山岳地帯などのように、生育される環境によってはむしろ有益なものでもあります

ただ、他の爪同様伸ばしっぱなしにすることで怪我の元になったりすることもあります。

他の爪と違い屋内や街中での生活には必須なものでもないため、ブリーダーの判断で切除される事も。

この為、同じトイプードルでも購入したブリーダーやお迎えした方法によっては、狼爪がついていたりいなかったりが異なる場合もあります。

狼爪は別名何という?

狼爪は別名何という?

狼爪は、英語で「デュークロー」とも呼ばれます。

英語では「デュークロー」とひとくちに説明されますが、実は前足と後ろ足でニュアンスが異なります。

前足の狼爪は、親指に当たる位置についているものとされています。

一方、後ろ足の狼爪は余剰の趾(あしゆび)にあたり、その本数も一本だったり二本だったりします。

この為、英語で「デュークロー」と呼ばれていても、どちらを指しているのかをきちんと確認しないと、前なのか後ろなのかが解らずじまい、という事にも繋がりかねないのです。

日本にいると狼爪についての話題に触れる事そのものがあまりないかもしれません。

たで、もし身近に海外の方がいらっしゃった場合や、ご自身が海外に出向いた際は、知っておくと誤解がなくスムーズに会話ができるかもしれませんね。

狼爪はいつ切ればいい?

狼爪も、感覚的には普通の爪と同じように、月に一度程度は爪切りで切る事が推奨されています。

その際はハサミ型ではなく、輪切り型のものを使うと切りやすいようですね。

犬が狼爪を痛がるのはなぜ?

狼爪は、犬種差や個体差があるものの、放っておくとプランプランとぶら下がってしまうことがあります。

また、何かに引っかかって割れてしまうこともあります。

そのため、もし飼っているワンちゃんが痛がっているようでしたら、動物病院に連れて行って診てもらうことをお勧めします

トイプードルの狼爪の遺伝や処置方法

トイプードルの狼爪の遺伝や処置方法
画像はイメージです

狼爪についての基礎知識は、ここまでで学べたと思います。

ここからは、トイプードルの狼爪に遺伝があるのかや、実際に狼爪が生えていた場合の処置方法などを解説します。

  • 狼爪は遺伝するのか?
  • 狼爪の処置方法は?
  • 狼爪のケアに必要な道具とは
  • 狼爪が原因の事故を防ぐ方法
  • 狼爪の切除は必要か?
  • 狼爪を切除する際の基準について

狼爪は遺伝するのか?

狼爪が遺伝するかについては、する場合もありますし、先祖返りなどで親の世代が生えていないにも関わらず生えてくる個体も存在し得ます

このため、飼育下で繁殖した際に仔犬によっては生えていたりいなかったり、という事も十分あり得ます。

狼爪の処置方法は?

狼爪が伸びてきた際は、爪切りで、血管の手前辺りで切るようにしましょう

少し余裕を持たせ、うっかり血管を傷つけないように気を付けながら爪切りしましょう

爪切りが終わった後は、ヤスリで形を整え、顔を掻いた際などに傷つかないように滑らかにしてあげることも大切です。

狼爪のケアに必要な道具とは

狼爪のケアに必要なのは、輪切りタイプの爪切りと、爪の形を整えるために必要なヤスリです。

そして、万一出血してしまった際のために、ガーゼ止血剤などがあると万全と言えるでしょう。

狼爪が原因の事故を防ぐ方法

狼爪が原因の事故を防ぐ方法
画像はイメージです

狼爪で気を付けなければいけないのは、じゅうたんや衣服などに狼爪が引っかからないようにすることです。

それが元で傷を負ってしまうことがあります。

また、伸ばし過ぎた狼爪が床や壁などに接触する事で割れてしまったりするもあります。

これらを防ぐ為には、定期的に爪切りを行いましょう。

また、引っ掻けやすいものを犬の行動範囲内に極力置かない。

あるいは、引っ掻けにくい素材のものに入れ替えるなどの工夫をするといいでしょう。

狼爪の切除は必要か?

犬の狼爪は、本来犬にとって自然のものであり、生えているからといって安易に切除するのは望ましくないという意見も多数あります。

しかし、プラプラとしてしまっていたり、明らかに犬に苦痛を与えている状態の場合、切除することで犬が安全になったり、苦痛から解放されることもあります。

ただし、切除のための手術は犬自身への負担が大きい場合があります。

そのため、切除されるタイミングとしては、多くの場合ブリーダーによって必要と判断され、幼いうちに行われることが一般的です。

もし飼い主さんが切除を検討するなら、独自の判断ではなく、動物病院などで相談してから行うのが望ましいと言えるでしょう。

狼爪を切除する際の基準について

狼爪に関しては、実は国や犬種によって切除の基準が異なり、扱いが大分異なる事もあります。

例えば日本においては『JKC(日本ケネルクラブ)』が定める繁殖指針となる犬種標準が存在します。

こちらは『FCI(国際畜犬連盟)』という組織が定めたものを参考に考えられています。

また、これとは別に、アメリカでは『AKC(アメリカンケネルクラブ)』が存在し、日本とは異なる基準で判断しています。

トイプードルの場合、JKCでは記載がなく、特別な基準などは存在しないため、前肢・後ろ肢共にブリーダーの判断によるところが大きいです。

一方、AKCでは「前肢の狼爪は除去してもよい」という前肢に関しての基準のみ存在しています。

つまり、前肢の狼爪は除去される事はあっても、後ろ肢の狼爪は除去される事はないか、少なくとも繁殖指針としては除去が推奨されていないということです。

まとめ:トイプードルの狼爪について

最後に、ここまでの情報をまとめたいと思います。

  • 狼爪は、犬が狼の子孫である証であり、多くの場合、前足には必ず生えている
  • 後ろ足は犬種や個体差によってついていないものもいる
  • 狼爪は人間でいうところの親指に該当する指であるとされている
  • 後ろ足の狼爪は、余剰趾(よじょうし)という扱いで、犬種によっては二本生えていることもある
  • 前足の狼爪は顔を掻いたり食べ物や玩具を固定するのに使う
  • 後ろ足の狼爪は、不安定な地形で体重を支えたりバランスを取る為に使う
  • 狼爪はそれそのものが犬にとって有害ではないが、放っておくと他の爪同様伸びすぎて爪が割れる原因になる
  • 絨毯などに引っかかって犬自身の怪我の原因に繋がる事もあるため、定期的なケアが必要である
  • 狼爪のケアは、他の爪同様に月に一度程度、輪切りタイプの爪切りで血管の手前まで切った後、ヤスリで滑らかに削るといい。
  • 狼爪のケアの際は、万一に備え止血用のガーゼと止血剤を用意しておくと尚良い
  • 狼爪の切除に関しては、意見が分かれるため一概には言えないが、放置する事は犬にとってリスクにもなりうる
  • 切除の為の手術は犬にとっては負担が大きいため、個人の判断では行わず、病院などで相談をしたほうがよい
  • 狼爪の切除の認可の有無は、国によって大きく異なり犬種ごとの基準も違うため、きちんと調べる必要がある

トイプードルの狼爪について知識を深めることで、愛犬の健康と快適な生活をより良いものにするお手伝いができれば幸いです。

狼爪は、その役割や必要性が犬種や個体によって異なりますが、正しいケアを行うことで安心して過ごせる環境を作ることができます。

この記事が「狼爪 トイプードル」と検索してこのページにたどり着いたあなたの疑問解消に役立てば嬉しいです。

愛犬との素敵な時間をお過ごしください!

※記事内の画像はイメージです。

トイプードルの狼爪とは?役割からケア方法まで徹底解説

トイプードル 犬種

2024/12/14

トイプードルの狼爪とは?役割からケア方法まで徹底解説

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